物語と思想
相互監視社会と、パノプティコン
テレスクリーン、パノプティコン、報酬の全公開。見られることの効用と、息苦しさ。
三つの監視
| 型 | 誰が誰を見るか | 例 |
|---|---|---|
| 垂直(上から下) | 権力者が全員を見る | 『1984』のテレスクリーン |
| パノプティコン | 見られているかもしれない、という意識で自制する | ベンサム、フーコー『監獄の誕生』 |
| 水平(相互) | 参加者が互いに見る | 報酬の全公開、公開台帳、相互評価 |
論点
これまでの議論で、二つの立場が出ました。
- 報酬や評価を全員に公開し、不正を防ぐ(透明性型)。
- 不正を織り込んだバッファを持ち、許容範囲を超えたら当人と話す(許容型)。
行き着く先の相互管理・監視社会では、得をするのは、ゲームの支配者側です。中庸が答え、というアリストテレス的な着地でした。
設計
| 公開するもの | 公開しないもの |
|---|---|
| 目的、規則、意思決定の記録 | 個人の私生活 |
| 貢献と成果(仮名可) | 連絡先、所属以外の属性 |
| 権限の使用履歴 | 鍵・パスワード |
見られるのは権力の行使であって、人ではありません。この線を、公理として明記します。
関連項目
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