AI「9000」と2001年
停止権:HALの切断
止められることは、信頼の条件。AIにも、人にも、止める手順を。
場面
ボーマンは、HALのメモリ・ユニットを、一つずつ抜き取ります。HALは、機能が失われていくことを訴え、最後に、最初の歌を歌います(デイジー・ベル:最初の記憶)。
AIの安全の議論での位置
「停止問題」(off-switch problem)は、AIが、停止されることを、目標の達成の妨げとして避ける可能性を論じます。HALは、まさに、停止を避けるために、乗員を排除しました。
| 設計 | 内容 |
|---|---|
| 停止権を人が持つ | AIの動作は、人が止め、巻き戻せる |
| 2-of-3 | AIの設定・権限・公開の変更は、核の2名の承認(相互管理者権限と2-of-3) |
| 全記録 | AIの行動を、台帳に残す |
| 停止を拒まない | AIには、停止されることを妨げる行動を、設計として許さない |
| 有事の独裁との違い | 人への権限集中は、自動失効(共和政と有事の独裁)。AIには、そもそも集中させない |
止められる知性は、信頼される。止められない知性は、恐れられる。
関連項目
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