ミラーと実装
IPFSと、内容アドレスの意味
場所ではなく内容で呼ぶ。改竄が自己証明される仕組みと、永続性の現実。
基本
| 方式 | 呼び方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 従来のWeb | 場所(URL=どのサーバーのどこ) | サーバーが消えれば、内容も消える |
| IPFS | 内容(CID=内容のハッシュ) | 誰が持っていても、同じCIDなら同じ内容 |
IPFS(InterPlanetary File System)は、内容アドレスの分散ファイルシステムです。ファイルは分割され、それぞれのハッシュからCIDが作られます。ノードは、DHT(分散ハッシュテーブル)で「誰がそのCIDを持つか」を探します。
得られる性質
- 改竄の検出:内容が変われば、CIDが変わる。
- 重複の排除:同じ内容は、同じCID。
- 複数経路:どのノードからでも取得できる。
誤解されやすい点
IPFSは、それだけでは永続ではありません。誰もそのCIDを固定(ピン)していなければ、ガベージコレクションで消えます。「消せない」の実体は、多数のノードが固定を続けることです。永続性は、プロトコルの性質というより、運用の性質です。
- 内容を変更しても、古いCIDの内容が消えるわけではない。
- ゲートウェイは、公開の窓口であり、禁止リスト(denylist)を運用することがある。
- 名前(IPNS、DNSLink)は、書き換え可能。固定したいなら、CIDそのものを共有する。
この団体での使い方
- 公理集(思想アーカイブ:公理集)の各版を、CIDで公開する。
- 貢献の台帳を、ハッシュ連鎖にして、CIDで公開する(報酬論:伝説・権利・文化財)。
- 固定ノードを、複数の法域・事業者に置く(知識のナカモト係数:計算と検討)。
関連項目
Wikipedia ミラーで読む(wikipedia-is-dead.com)
実装側:マニフェスト ↗ / ネットワーク ↗ / 削除記事の救出 ↗ / 参加する ↗ 思想とURLの対応表