P2Pの系譜と医療への応用
P2Pとは何か? こんにゃくのことです。
切っても切れない。切られた欠片が、それぞれ、こんにゃくのまま。P2Pの本質を、一つの食べ物で言い切る。
P2Pとは何ですか? ――こんにゃくのことです。切っても、切れない。
なぜ、こんにゃくか
| こんにゃくの性質 | P2Pの性質 |
|---|---|
| 切っても、欠片が、こんにゃくのまま | 一部が失われても、残りが、そのまま機能する(単一障害点の不在) |
| どこを食べても、同じ味 | 全てのノードが対等で、同じ役割を持つ(対等性) |
| 叩いても、つぶれず、弾む | 攻撃を受け流し、形を戻す(柔よく剛を制す) |
| 形を持たず、器に合う | 環境に合わせて、構造が変わる(自己組織化) |
| 煮ても、味が染みる | 周辺から、情報が、染み込んで広がる(複製) |
| つかめず、手の中で逃げる | 中央が掴めず、制圧できない |
「切っても切れない」を、二重に読む
- 物理:ネットワークを分断しても、各部分が自立して動き続ける。
- 関係:対等なノードの関係は、命令では切れず、貢献と信頼でつながる。
鉄との違い
| 鉄(剛) | こんにゃく(柔) | |
|---|---|---|
| 衝撃 | 耐えるが、限界で折れる | 受け流し、折れない |
| 一点の破壊 | 全体が壊れる | 欠片が残る |
| 修理 | 中心で直す | 周辺が、増殖して補う |
限界
こんにゃくは、切られれば、小さくなる。欠片が一定の大きさを下回れば、機能できない。P2Pも、最低限の核と複製数を要する(知識のナカモト係数:計算と検討、初期ノードの設計)。「無敵」ではなく、壊れ方がやさしいのです。
P2P型の整理
この性質は、四つ(対等性・資源の持ち寄り・単一障害点の不在・参加者が増えるほど強くなる)として整理できます。この頁は、その一言版です。